白血球ってたくさんあるの?

   

血液には沢山の細胞が存在しています。酸素を体の隅々まで届け、老廃物(主に二酸化炭素)を肺まで送り届ける『赤血球』に、傷口の修復や出血を止める『血小板』。そして体内に侵入してきた微生物などの異物を処理してくれる『白血球』です。

この白血球は大きく2つの系統に分けてそれをさらに細かく分けていくのです。
(ここまで読んで、嫌ぁ~な気持ちにならないでね!)

まず、骨髄で成長してくる細胞として、『顆粒球』と呼ばれる細胞があります。そして、免疫の司令塔となる『マクロファージ』や『樹状細胞』なども含まれるのです。

リンパ節で成長してくる細胞を『リンパ球』と呼び、それには抗体という免疫で重要な働きをするタンパク質を作り出す『B細胞』と、このB細胞に抗体産生を促したり、異物を積極的に破壊する『T細胞』があります。

では、これら細胞の働きを少し詳しく見ていきましょう。
まずは『顆粒球』から。

細胞などを観察するとき、無色なので染色をしていきます。その染色液には酸性、中性、塩基(アルカリ)性のものがあり、それぞれで染め分けられるので、『好酸球』、『好中球』『好塩基球』と呼ばれています。この中で最も数が多いのが、『好中球』でその働きは、『異物を食べて処理』してくれているのです。体内に侵入してきた異物を次から次に食べてくれるのです。満腹になることがなく次から次に体内に侵入してきた異物(微生物)を食べまくるので『貪食(どんしょく)』と呼ばれる働きをしてくれているのです。その寿命は12時間弱・・・・。暴飲暴食が寿命を縮めているのかもしれませんね。

では、次回は免疫の司令塔『マクロファージ』と『樹状細胞』について纏めます。



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